「決算書を活かしきる」
税務署に申告する義務があるから決算書を作る。銀行からお金を借りるために決算書を作る。
税務署と銀行に出すためだけに会計事務所にお金を払って決算書を作る。それだけではお金がもったいない。
御社の今期の売上債権回転率は前期よりも良くなりましたか?棚卸資産回転率は?債務償還年数は何年になりましたか?一人当たりの限界利益はいくらになりましたか?労働分配率は?売上高成長率は何%で、得意先別・商品別の寄与度はどのくらいですか?
だが、私も悪かった。決算書をもっと役立つものにしていただくために、私がいるのだ。そうあるべきだった。そういう意識が今まで希薄だった。
納付書を渡して終わりではないのだ。納付書を渡して、サインをしてもらって、「こちら決算書の控えですのでしまっておいてください。」
しまっておいてください?
しまっちゃダメー!!!!!!!!
「こちら決算書の控えですので穴が開くほど見てください。いろいろ書き込んじゃってもかまいません。書き込みで真っ黒になっちゃったら、また新しいの印刷して持ってきてあげますから。見ても分からない?いえいえそんな難しいことはありません。確かに財務指標とかは算式が分かっていないと意味が分からないかもしれませんが、分からないことは私もお教えいたしますので。いやいやそれより、今から一緒に決算の分析をしませんか?え?そっ、そうですね。決算書なんか見なくても大体のことはもう社長の頭の中では分かっていらっしゃることですよね。ならば、それを決算書であらためて確認していただき、逆にその原因や今後の方針などを教えていただけませんか。そしてついでに来期の決算書の着地点をどうするか教えてください。つまり来期の予想決算書を今作っておきませんか。」
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