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売上や経費の出し入れが明確になる仕組みを設ける(美容院編)

レジから簡単に現金を出さない習慣をつくる

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 美容院が競合店と差別化をはかりながら自社の売上を伸ばしていく重要なポイントをご紹介します。

  • 現金管理
  • 税理士の活用

 

の2つについて考えていきます。

 そもそも美容院は現金商売です。

 現金の管理は美容院経営のなかで最も大切なことです。

 そこで、現金管理の究極の方法をお教えします。

 現金を置かないことです。

 次の必要最低限のルールを守るよう意識してみてください。

 

  • レジには毎日定額の釣り銭だけを残す
  • 仕入や経費はレジのお金で清算しない
  • 一日の現金売上は全額預金口座に入金する

 

まず店内の現金を「レジ現金」「小口現金」の2種類に分けます。

レジ現金とは、レジのなかに入れている現金です。

小口現金とは、経費などを支払うために必要な現金です。

 少額でいいので、店専用の金庫や財布など保管場所を決め、レジの現金と混同させないようにしましょう。

営業時間が終わったあと、一日の売上は金融機関の預金口座に入れてください。

その預金口座の通帳を見るだけで、売上管理ができるようになります。

 

税理士に税務調査対策を任せる

 どんな美容院の経営者でも税理士に対しての共通の希望は、税務調査時の対応でしょう。税務調査のときの対応は業種問わず同じです。

ある日、突然税務署が来たとしても、真っ先に顧問税理士に連絡をとりましょう。税務調査当日は、税務に関する専門的な質問については、同席の税理士に任せて構いません。経営者は業務内容や業界概要の説明をして、不明確な部分は即答をさけましょう。

 

現金の扱い方から帳簿の正しい作成方法、請求書、領収書、契約書、預金通帳などの管理法などまで、いろいろと教えてもらえます。想定される質問にも答えられるよう、リハーサルをお願いしておくと、いつ税務調査がきてもあわてず落ち着いた気持ちで臨めるでしょう。

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