○税理士にも得手不得手がある
いい税理士の条件の1つに、業界に精通しているかどうかがあります。
このサイトをご覧の方々には「税理士は誰でも一緒」という認識をお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。
医者にも内科、小児科、婦人科の専門家がいるのと同じで、税理士にも得意分野があります。
あなたが税理士に仕事を依頼する場合、その税理士がどの分野を専門にしているのかを知っておく必要があります。
最近では、IT業界や美容業界、建設業界などの、業種によって得意分野を持っている税理士も増えてきました。
あなたが自社の経営状況をよくしていこう、その為に税理士を経営アドバイザーとして活用していこう、というお考えをお持ちであれば、あなたの業種に強い税理士かどうか確認してみるのもいいでしょう。
ほとんどの税理士事務所もwebサイトを持っています。簡単に調べる事ができるのでチェックしてみましょう。
webサイトを見てみると、税理士の得意分野が明記されているほか、その業種に対しての税理士の見解や、経営アドバイスが記載されていることもあります。その掲載内容で税理士の強みを判断することができるはずです。
○税務調査対策や経費削減のメリットも
では、特定の業種に強い税理士が顧問だと、どんなメリットがあるのでしょうか。
1つは税務調査対策です。
税務署が調査先を決める時、ある勘定項目が支出全体に対してどれぐらいの割合を占めているのかをみて、突出している部分がないかどうかをチェックしています。
また、もう1つのメリットは、経営コンサルティングです。
業界に精通している税理士を見つけることができると、具体的な数値をもとに、あなたの会社にあった経費削減のコンサルティングをすることができます。
あなたの会社にとっても、きっとプラスになるはずです。