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「料金の高い低い」より自社に必要なサービスだけを提供してくれるか

○必要最低限のサービスを選んでコストを削減

税理士にかかる費用は安く抑えたい。このような声はよく聞きますが、これは正しいのでしょうか。

 税理士費用を安く抑えたいと考える人は、実際の税理士の業務に誤解があるようです。

 10年以上前はどんな税理士事務所に相談しても、税理士費用とサービス内容は似たり寄ったりでした。なぜなら、税理士法という法律により、顧客の資本金や所得、取引額に応じて、報酬額が定められていたからです。

 ですが、平成14年にその法律は撤廃され、現在では各税理士事務所が自由に報酬を決める事ができるようになりました。

 これにより、多くの税理士事務所は新しいお客様と契約する際、サービス内容と費用を明確に説明できるよう変更しました。つまり「確定申告」「記帳代行」「決算」「給与計算」「融資」1回あたりの費用が明確になり、あなたに必要なサービスのみを選ぶことができるようになりました。

 

○不要なサービス分は割り引いてもらう

たとえば、社内で記帳する、税理士事務所へ訪問する、税理士との面談は数か月に1回でいいという人は、そのサービス分割り引いてもらうことができます。

つまり、不要なサービスは省き、必要なサービスのみ選択することができます。

 あなたに必要なサービスを選べば、それに応じた料金を設定することができます。

 

○見積書に明細と価格が明記されているか

 税理士を探している時には、まず、あなたの状況を詳細に説明することが大切です。とにかく契約をせまってくる、お金のことしか言わない税理士はよくない税理士である可能性があります。

 つぎに「料金表」があるかどうかです。

 料金表がなければ、その時点でNGです。新しいお客様を増やすには、料金表は必須です。

 そして最後に、あなたの業務内容と税理士に求めていることを伝え、見積書の作成を依頼してみましょう。依頼した見積書に、あなたが求めたサービス内容と個別の料金設定がされているかを確認してください。

 

記帳代行            15,000円

月額訪問料        10,000円

経営指導料        10,000円

その他諸経費    5,000円

合計                    40,000円

 

このように、明細と価格が記載されていればOKです。反対に出してきた見積書が

 

月額顧問料        40,000円

 

と詳細が書かれていない見積書が出来ていた場合は、仕事の依頼を控えた方がいいでしょう。税理士を選ぶ際には、高いか安いかで選んではいけません。あなたに必要なサービスを納得できる価格で提供してくれる事務所かどうかで判断しましょう。

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